新入社員が辞めない会社はここが違う!#5
こんにちは、山本です。
いよいよこのシリーズも最終回となりました。
ここまで、新入社員が早期に辞めてしまわないために「会社としてできること」に焦点を当ててお話してきました。
最終回の今回は、定着率を上げる最大のポイント=“3ヶ月のフォローアップ”についてお伝えします。
実はこの3ヶ月間が、新入社員にとって「この会社で働き続けるかどうか」を見極める一番重要な期間なんです。
「最初の3ヶ月が勝負!定着率を上げるフォローアップ術」
どれだけ歓迎ムードでスタートしても、その後のフォローが弱ければ、
新入社員のモチベーションは少しずつ下がり、気づけば「辞めたい…」という思考が芽生えてしまいます。
だからこそ、“3ヶ月間のフォローアップ”は戦略的に設計すべきプロセスなんです。
1. 3日、3週間、3ヶ月の“節目”を意識する
人が環境に馴染んでいくタイミングには、“節目”があります。
特に意識したいのはこの3つ:
• 3日目:初日の緊張が解け始め、不安や違和感が表面化する
• 3週間目:業務の流れが少し分かってきて、職場のリアルが見えてくる
• 3ヶ月目:自分なりの判断軸ができ、「この会社でやっていけるか」を真剣に考え始める
この節目に合わせて、個別の声かけや1on1面談を実施することで、新人の心理的な浮き沈みをしっかり受け止めることができます。
2. “小さな変化”に気づける体制をつくる
新人は、表面上では笑顔でも、内心は不安や戸惑いでいっぱいだったりします。
そのサインに気づくためには、先輩や上司だけに任せず、チーム全体で関わる体制が必要です。
✅「最近、元気がない気がするけど大丈夫?」
✅「もし言いづらいことがあったら、いつでも言ってね」
この一言が、新人の孤立を防ぎ、「自分の居場所がある」と思わせる力になります。
3. 定着率は“文化”で決まる
結局のところ、どれだけ制度や研修が整っていても、
新人が続くかどうかは、その会社に**“人を育て、見守る文化”**があるかどうかで決まります。
✅ ミスを受け止め、成長に変える風土
✅ 小さな努力を見逃さず、承認する習慣
✅ 「一緒に働けて嬉しい」と伝える関係性
こういった文化の中で、新人は“自分らしくいられる”ようになり、自然と定着していきます。
3ヶ月の関わりが、その人の未来を変える。
そしてそれは、会社全体の未来をつくる第一歩でもあります。
新年度、誰かの人生の“原点”になるような3ヶ月を。
そのための関わりを、ぜひ大切にしていきましょう!
株式会社LeadCorrect
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