新入社員が辞めない会社はここが違う!#4 「“指導”より“承認”が新人を伸ばす理由」

こんにちは、山本です。

新入社員の定着において、「何を教えるか」よりも「どう関わるか」が重要だという話をこれまでしてきました。

今回は、その中でも特に効果の高い関わり方――

「承認」にフォーカスしてみたいと思います。

 

「ちゃんと指導しているのに、なぜか辞めてしまう」

そんな声をよく聞きますが、実は“技術的な指導”より“感情的なつながり”のほうが、新人にとっては何倍も大きな影響を与えているんです。

 

 

「“指導”より“承認”が新人を伸ばす理由」

 

私たちはつい、新人に対して「できるようになってもらう」ことを目的にしがちです。

もちろん、スキルや知識を身につけてもらうことは大切ですが、それ以上に重要なのが、

**「本人が自信を持てるかどうか」**なんです。

 

1. 人は“正しさ”より“存在”を求めている

 

新人は、まだ仕事の基準や正解がわからない状態です。

そんな中で、間違いやミスをしても、頭ごなしに注意されると、

「自分はダメなんだ」というセルフイメージを抱いてしまいます。

 

でももし、その失敗に対して

✅「チャレンジしてみたんだね」

✅「その視点は面白いね」

という一言があれば、自分の存在そのものが肯定されたように感じられます。

 

これが、“承認”の力です。

 

2. 承認は「結果」だけでなく「プロセス」に向ける

 

結果を褒めることはよくありますが、実は新人にとって大切なのは、

「努力した過程」や「取り組む姿勢」を見てもらえているかどうかです。

 

たとえば、

✅「昨日よりも表情が柔らかくなったね」

✅「今日も5分前に来てくれてるね、素晴らしい」

など、小さな変化や習慣に気づき、言葉にして伝えるだけで、

新人の“モチベーションの火”は消えずに燃え続けます。

 

3. 指導の前に「受け入れる」が必要

 

どれだけ正しいアドバイスをしても、

本人が「この人は自分の味方だ」と思っていなければ、心は開きません。

 

新人が本音を言えるようになるには、まず“自分はこの場所にいていい”と感じられる状態が必要。

その土台をつくるのが、承認というコミュニケーションなんです。

 

新人を“伸ばす”には、まず“認める”ことから。

承認によって自信を育み、そこから初めてスキルが積み上がっていきます。

 

次回はいよいよ最終回!

「最初の3ヶ月が勝負!定着率を上げるフォローアップ術」をお届けします!

 

 株式会社LeadCorrect

〒541-0057 大阪市中央区北久宝寺町2丁目6-1 RE-017 404
 

 

LINEでお問い合わせ