新入社員が辞めない会社はここが違う!#3 「先輩社員との関係づくりが鍵!“育てる文化”の作り方」
こんにちは、山本です。
ここまでのブログでは、「新入社員の早期離職を防ぐために、会社が何を意識すべきか?」をテーマにお届けしてきました。
今回はその中でも特に重要な要素“先輩社員との関係性”について掘り下げてみたいと思います。
制度や仕組みも大切ですが、やはり新人が日々接する“人”の影響は大きいもの。
どれだけ丁寧な研修があっても、現場の空気や人間関係が悪ければ、心は離れていってしまいます。
「先輩社員との関係づくりが鍵!“育てる文化”の作り方」
新入社員にとって、最も身近な存在が「先輩社員」です。
会社の空気感や価値観、行動の仕方などを、マニュアルではなく“人”を通して学んでいくのが新人の特徴。
つまり、先輩社員の関わり方次第で、新人の未来は大きく変わっていきます。
1. 指導ではなく「関係性づくり」が先
新人に仕事を教えることに集中するあまり、「どういう関係性を築くか」を見落としがちです。
でも大事なのは、まず「この人には何でも相談できそうだな」という安心感を持ってもらうこと。
✅ 名前で呼ぶ・話しかける
✅ 小さな変化に気づいて声をかける
✅ 雑談を通して信頼関係を育てる
仕事のスキルはあとからでも伸びます。
でも、「この人のそばにいたい」という感覚があるかどうかで、会社への定着度は大きく左右されます。
2. 「教える側」にも教育が必要
よくあるのが、「優秀な先輩=教えるのも上手」と思ってしまうこと。
でも実際には、“できる人”と“教えられる人”は別物なんです。
先輩社員自身が、「新人にどう関わるか」「どんな関係性を築くか」を考える機会を持つことが重要です。
受け入れ教育は、“新人だけの学び”ではなく、組織全体の成長のチャンスでもあります。
3. 「育てる文化」は日常の中にある
新人が育つ環境には、「この会社は人を育てようとしている」という空気があります。
それは特別な研修や制度だけでなく、
✅ ミスに対して「叱る」ではなく「一緒に振り返る」
✅ 成長を見つけて承認する
✅ 困っている様子を察して声をかける
といった、日常のふるまいに現れます。
こうした文化が自然とある職場は、新人が萎縮せず、主体的に動けるようになるのです。
新人と先輩の関係性は、ただの“上下関係”ではありません。
それは、未来の組織をつくる土台です。
今、どんな文化を根づかせるか――それが、これからの成長を大きく左右していきます。
次回は、「“指導”より“承認”が新人を伸ばす理由」をお届けします!
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